a.目が疲れる

 眼瞼下垂の人は視野が狭いため、一生懸命目を開こうとして眼瞼挙筋に持続的に力を入れます。 朝からずっと重い荷物を持っていたら夜になると腕が疲れるのと同じで、朝起きた時からずっと重いまぶたを引き上げていたら眼瞼挙筋は疲れ果ててしまいます。目の奥でこの筋肉疲労が起こっているため、これが目の疲れとして感じ取られると考えられています。

b.おでこの太いシワ

 純粋にまぶたを上げる働きをする筋肉は眼瞼挙筋とミュラー筋です。しかし、これらの筋肉が上手く働かない場合、おでこにある前頭筋という筋肉が代用されます。この筋肉の本来の機能はおでこの皮膚を上に引き上げ眉毛を持ち上げる働きです。 この筋肉が働くと当然おでこに太いシワが入ります。

おでこのシワ おでこのシワ治療はこちらです。

c.頭痛

 眼瞼挙筋の働きが上手く瞼板に伝わらないと、ミュラー筋というまぶたをあげる働きのあるもう一つの筋肉がまぶたを上げようと頑張り始めます。

腱膜性眼瞼下垂

 模式図で考えてみると、赤いバネ(ミュラー筋)が伸びてしまっており、自力で縮もうとしています。バネは交感神経の刺激により縮むので、眼瞼下垂の人は交感神経を常に使いこの筋肉に力を入れ続けます。交感神経は「興奮」と深く関係がある神経なので、交感神経が働き続けると脳をも興奮させ、やがては「イライラ」「頭痛」の原因になってしまいます。また、肩や首の筋肉も交感神経の興奮から緊張状態が続くため「肩凝り・首凝り」となることも考えられます。ひどい場合には自律神経失調症を発症することもあります。

d.肩凝りや首凝り

 ミュラー筋が働き続けると、交感神経が緊張し続けます。交感神経の過緊張は首や肩の筋肉をも緊張させます。これも凝りの原因となります。頭の重心が首からずれてしまうため、首の筋肉を使って重たい頭を支えなくてはならなくなります。 眼瞼下垂の人は前を見る時に顎を前に突き出し、頭を後ろに傾けて前をみることが多く、この姿勢維持のために首と肩の筋肉に負担がかかり肩や首の凝りが出ると考えられています。 眼瞼下垂姿勢側面
眼瞼下垂瞳孔位置
 また、前述の前頭筋が補助的にずっと働くことで、おでこが凝ってきます。おでこを鉢巻きで締め付けられているように感じる人も少なくないようです。

e.自律神経失調症

 交感神経が働き続けると首や肩の凝りだけでなく、自律神経失調症をみとめることがあります。自律神経失調症とは、特に原因が思い当たらない様々な症状が現れます。
慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、冷え性、不安、うつなど症状は様々です。

自律神経失調症

f.眠そうに見える

 眼瞼下垂の人は視野が狭いため、一生懸命目を開こうとして眼瞼挙筋に持続的に力を入れます。 朝起きた時からずっと重い荷物を持っていたら腕が疲れるのと同じで、朝起きた時からずっと重いまぶたを引っ張っていたら眼瞼挙筋は疲れ果ててしまいます。この筋肉疲労が目の疲れとして感じ取られると考えられるのです。

g.老けて見える

 高齢者に特徴的な眉毛から眼瞼の感覚が広く、おでこにシワが入るという点からも老けて見えるようになります。漫画などに登場するお爺ちゃんお婆ちゃんもよく見てみるとみんな丸い眉毛がおでこの高い位置に、そしておでこに数本シワが描かれていることが多いように思います。確かめてみて下さい。

h.夕方になると字を読むのが辛くなる

 上記症状をまとめると理解し易いと思います。眼瞼下垂の方はおでこの筋肉を使って眼瞼を持ち上げているため、おでこは常に緊張状態が続きます。朝からずっと緊張状態が続くことで、筋肉も疲れて緩むため、夕方になるとサポート力が落ち、眼瞼が下がるため字を読むのが辛くなります。
顎を上げて下目使いに見ると楽に見えるので、自宅で夜TVを見る時は少しだらしない格好になるのではないでしょうか・・・?

次章からは眼瞼下垂のタイプ別治療法について考えていきたいと思います。

第5章腱膜性眼瞼下垂の治療説明になります。
第6章老人性眼瞼下垂の治療説明になります。
第7章偽眼瞼下垂の治療説明になります。
第8章先天性眼瞼下垂の治療説明になります。

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