07.眼瞼下垂と脂肪切除

このコラムは約110秒程で読めます

来院される患者様からよく耳にする異様なことがある。

他院で診察を受けた際、眼瞼下垂の手術は保険適用で行うが、脂肪切除をする場合は別途数十万円必要となるということ。

そんなことがある訳がないし、許されるわけもない。

そんなことをいうクリニックがあるのであれば厚生労働省に通報すべきである。恐らくその医師は保険医の資格を剥奪されるのではないだろうか。

そして驚くことに、その様な話を聞くのは都内で眼瞼下垂を専門に行なっていうと謳っているクリニックである。

保険診療と自由診療の混合診療は許されていない。

同じ治療に対して保険診療と自由診療を同時に行ってはならないという決まりがある。

でもそれ以前に、目を開くために邪魔な脂肪があるのであれば除去をしなければしっかりと目を開くことはできない。だから眼瞼下垂の手術の際、除去する必要がある脂肪が存在する場合は開瞼を改善するために必然的に除去することになる。ただ、除去する必要がない脂肪は当然除去はしない。除去することで目の上が凹んでしまうこともある。

治療をする上で必要なことは行わなければならないし、行わなければ完全には治らない。

癌治療などで悪い部分は切り取るが、リンパ節郭清は自費になりますという医師がいるのだろうか?脂肪切除をする場合は別途自費になりますというのはそういう理論でしかない。

非常に残念なことではあるが、なぜか眼瞼下垂を扱う医師にはそういう当たり前のことが分からない医師がいる。そんなことを言われた方はそれを信じるのではなく、厚生労働省などに相談をしてみては如何だろうか。


生まれながら眼瞼下垂(先天性眼瞼下垂)の人はそう多くない。

ハードコンタクトレンズをしていると瞼下垂症になると考えられている。

「まぶたが重たい」「まぶたが開きにくい」と来院される患者様を診断

MRDとは瞳孔中心から上眼瞼縁までの距離のことを言います。

来院される患者様からよく耳にする異様なことがあります。

眼瞼下垂が気になると当院を訪れる患者様の中には事前に目の上

眼瞼下垂が気になり当院を訪れる患者様の中には事前に目の下

腱膜性眼瞼下垂症になると一重の人が二重になったり

眼瞼下垂術後に予定外重瞼線が入ったから修正希望

軽度の眼瞼下垂でも保険が適用されますか?

眼瞼下垂がある人が眉下切開の手術をして眼瞼下垂が治るのか?