12.眼瞼下垂と予定外重瞼線

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眼瞼下垂術後に予定外重瞼線が入ったから修正希望で御来院される患者様が結構いらっしゃいます。

予定外重瞼線。

最近は自分のクリニックでは殆ど見かけることはない。

予定外重瞼線とはよく言ったもので、読んで字の如く予定していた重瞼線(二重ライン)とは別の場所にも予定外の重瞼線が入ってしまうということ。

大抵の場合は癒着により予定外に重瞼線が入ってしまったため取り除くのは難しいと説明をされる。ある意味医師の言い訳のために作られた言葉でしかない。

予定外重瞼線は予定外の癒着により生じてしまうこともないとは言わないが、長年この治療に携わり分かったことは予定外重瞼線と呼ばれているものの殆どは眼瞼下垂がしっかりと治しきれていないことで入ってしまう重瞼線でしかない。要するに眼瞼下垂を完治できずに生じてしまった予定内重瞼線でしかない。

一般的に他院では予定外重瞼線の治療はヒアルロン酸などを注入することで重瞼線が入りにくいようにすることになると説明される様だ。でもそれは予定外重瞼線の治療としては不適当と思われる。眼瞼下垂が治っていない状態でヒアルロン酸を注入すると目を開けるのが更に難しくなる。

当院を訪れる予定外重瞼線の患者様は眼瞼下垂を完治させるために再手術をすることで大抵の場合その予定外の重瞼線を取り除くことができる。ただし、眼瞼挙筋の力が弱く通常の開瞼に不十分な場合は予定外重瞼線を取り除くことはできないこともある。

予定外重瞼線は眼瞼下垂の再手術をして完治することで取り除くことができるかもしれません。予定外重瞼線に悩まれている方は一度当院に足を運んで頂ければと思います。


生まれながら眼瞼下垂(先天性眼瞼下垂)の人はそう多くない。

ハードコンタクトレンズをしていると瞼下垂症になると考えられている。

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